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全ねじ・半ねじの特徴と違い、メリット・デメリットを図で解説

リフォーム&DIY

ネジの種類って本当に多くて何を選んだらいいか分からない…といったご経験お持ちではないでしょうか?

材質・用途・大きさ・特徴etc…など本当に沢山の種類があります。

この記事では、「半ねじ」と「全ねじ」の違いと特徴、メリット・デメリットについてだけ図を使って解説します。

結論からいうと、

半ねじ全ねじ
特徴ネジの螺旋状の切り込みが、
先端から半分くらいまでしかない。
ネジの螺旋状の切り込みが、
先端から根本まである。
メリット2つもモノを固定する時に、
隙間なく締結が可能。
ネジの頭が無くなったとして、
締結力は維持される。
デメリットネジの頭が無くなったら、
締結力が無くなる。
2つのモノを固定する時に、
隙間が生じる可能性がある。

また、この内容を理解していないと、「作ったモノがすぐに壊れる」「ネジが折れる」と言った事が起こりかねません。

また、「室内」と「野外」で使い分ける事で耐久力が変わる事もあります。

これからDIYでネジを使う予定や、「半ねじ」「全ねじ」についてもう少し詳しく知りたい場合は、ぜひこちらの記事をご一読ください。

「半ねじ」と「全ねじ」の特徴と違いとは

言葉の通りで、ネジ部(螺旋状の溝)が半分か全部かの違いになります。

半ねじ:先端から半分くらいまで螺旋状の溝

全ねじ:先端から根本まで螺旋状の溝

「半ねじ」と「全ねじ」のメリット・デメリットを図で解説

ビス・釘を打っている画像

「半ねじ」と「全ねじ」の特徴とメリット・デメリットを図を使って解説していきたいと思います。

お互いにメリット・デメリットが相互関係にあるため、利用する時は両方とも使う事がオススメされています。

「半ねじ」のメリットはピッタリとくっつける事ができる

半ねじは、ネジの根本では締め付ける事が出来きないため空回りします。

しかし、螺旋状の溝のある先端部分では、どんどん締め付けられていきます。

すなわち、固定したい木材などに隙間があっても、ピッタリとくっつける事ができるのが半ねじの最大のメリットと言っても過言ではないでしょう。

「半ねじ」のデメリットは、ネジ頭が無くなるとバラバラになること

ネジは横方向の力に弱く、すぐに折れる特徴があります。

そのため、腐食しやすい環境(雨や雪)や強い力(風の影響)を受ける野外で利用には向いていません。

もしも、半ねじの頭部分が取れた場合は、締結力がなくなりバラバラに分解されてしまいますので注意が必要です。

「全ねじ」のメリットは、不足の事態でも締結力が維持されること

全ねじのメリットは、半ねじのデメリットを補う形になります。

すなわち、不測の事態でネジの頭が無くなったとしても、モノの固定(締結力)は維持されたままになっています。

そのため、腐食しやすい環境下や強い力の受ける、野外で活用しても大丈夫です。

「全ねじ」のデメリットは、固定する時に隙間が生じる可能性があること

全ねじは、先端から根本まですべて螺旋状の溝があります。

そのため、木材などにドライバーで締付けをすると、ネジの頭が埋まってしまいます。

もしも、木材と木材の間に隙間が空いているとすると、埋まり続けるため永遠に締結されることがありません。

隙間が生じるとネジが折れたり、強度が下がるといった問題が生じます。

固定する前に、しっかりと木材と木材を合わせておけば問題ないので注意が必要です。

最後に

半ねじ全ねじ
特徴ネジの螺旋状の切り込みが、
先端から半分くらいまでしかない。
ネジの螺旋状の切り込みが、
先端から根本まである。
メリット2つもモノを固定する時に、
隙間なく締結が可能。
ネジの頭が無くなったとして、
締結力は維持される。
デメリットネジの頭が無くなったら、
締結力が無くなる。
2つのモノを固定する時に、
隙間が生じる可能性がある。

「半ねじ」と「全ねじ」の特徴や違い、メリット・デメリットについて解説しました。

それぞれに、得意・不得意がありお互いに補い合う特性があります。

そのため、DIYなどでは「半ねじ」と「全ねじ」を両方とも使って、モノを作る事がオススメです!